くら100【2023年7月まとめ】 - 城北宣広株式会社
くら100【2023年7月まとめ】 - 城北宣広株式会社
2023.8.25
くら100【2023年7月まとめ】
こんにちは、くらし・まち研究所です。
私たちは、生活者と企業の想いをマッチングさせるため城北宣広株式会社で日々マーケティングに勤しんでいます。
この度くらし・まち研究所では…
生活者のリアルな生活・行動・心理をより深く知るべく、生活者の声を毎週収集し、
現状の把握から未来予測へ繋げる調査『くら100』をスタートしました。
今月から、生活者のリアルな「生活」「行動」「心理」と、そこから導き出したくらし・まち研究所的未来予測を毎月お届けしていきます。
くらし・まち研究所的事前予測
夏を迎える前から、各地の夏のBIGイベント(天神祭や隅田川花火大会など)が“4年ぶり”に復活することが話題になっていました。さらに、コロナ5類移行後“初”の夏ということも生活者の活動の追い風となるのではないかと、私たちは予測を立てていました。
コロナ禍で屋外イベントでさえ制限があり、長らく夏を満喫できていなかった生活者にとって、2023年7月は久しぶりに夏を思い切り楽しめる月になると予測していました。
生活者のリアル
蓋を開けてみると、7月は想像していなかったレベルの酷暑に。私たち自身も驚きを隠せませんが、一番驚いているのは生活者自身かもしれません。調査の結果でも、私たちが事前に予測した7月の生活者とはかけ離れた彼らの“リアル”が見えてきました。
大阪市の7月前半は急激な気温上昇の日が多発。7月17日には今年最多となる32都府県で熱中症警戒アラート発令し、そのまま7月の後半は猛暑日が続き。暑さに対する「嫌悪感」超える「恐怖」が生活者を襲った1か月となりました。
未来予測
生活者のリアルでも触れたように、生活者は暑さと戦うための武器を探し、購入し、アップグレードをし続けています。そんな生活者に反して、店舗はどんどん季節を先取った売場づくりに励んでいます。“今”必要としている商品が店舗で見つからない、目立たない、訴求されていないことで、生活者は常に品揃えの充実した「ネット」へと駆け込んでしまっています。
先取りの売場も必要不可欠ですが、常に季節性に応えてくれる売場も生活者にとっては無くてはならない存在です。9月は暦上「秋」に分類されますが、実際の気温の変化を見てみると、真夏日が半分以上を占めるため生活者にとっては「まだまだ夏」なのが本当のところです。秋・冬に向けた売場は、まだ「暑さ」「夏」を感じている生活者に「置いて行かれた」感覚を与えてしまう可能性があります。先取り売場と今まさに生活者が求めている売場を上手く店内に展開することが今後は求められます。